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鳩山町での国分寺用瓦づくり体験(1)

8月31日(土)、国分寺市のふるさと文化財課主催で開催された、東日本最大の瓦窯跡、埼玉県比企郡鳩山町を訪問、瓦窯跡の見学と、古代技法による瓦作りを体験する「武蔵国分寺の瓦生産地をめぐり、古代瓦を作る」バスツアーに参加した。
午前8時に市役所を出発→バスの中で古代瓦、窯跡についてのレクチャー→石田遺跡(鳩山町農村公園内)見学・瓦作り→昼食→新沼窯跡見学・瓦作りという、ややハードなスケジュールだった。

今回作成した瓦は、乾燥後農村公園内に造られた窯で焼成され、11月4日の国分寺まつりの会場に運ばれ、式典で引き渡される予定。

ところで、武蔵国分寺で使用された瓦は、創建用および塔再建用、さらには修理用を含めると100万枚ほどの膨大な量であったと推定されている。これらの瓦を焼いた窯は、丘陵の斜面にトンネルを掘って築かれるのが一般的で、地下式登窯と呼ばれている。
窯は、燃料の薪、材料の粘土、それに水が得られる丘陵地帯に築かれた。武蔵国内では窯が集中する地域が4か所あり、北から順に末野窯跡群(埼玉県大里郡寄居町)、南比企窯跡群(埼玉県比企郡)、東金子窯跡群(埼玉県入間市)、南多摩窯跡群(稲城市、八王子市、町田市)である。鳩山町窯跡郡は、南比企窯跡郡の中心的な窯跡と目されている。



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    Posted by water. at 2013年09月10日23:32

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