国分寺めぐり(第4回):上野国分寺

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2012年08月28日 23:28

国分寺・名水と歴史的景観を守る会では、一昨年から、公募型バス旅行”諸国国分寺めぐり”を企画、実施している。
既報のとおり、第1回(平成22年6月)が下総(市川市)、第2回(平成22年12月)が下野(下野市)、第3回(平成23年11月)が上総(市原市)そして今回、第4回(6月6日《木》)は上野国分寺を訪ねた。参加者は24名、中央道、圏央道、関越道を経由して、上野国分僧寺跡(高崎市)に到着。同所に設置されているガイダンス施設、「上野国分寺館」で、今回、同行解説をお願いした高井佳弘先生のお話を伺ったり、同施設の展示物を見学したりした後。同先生のご案内で、版築工法で一部復元されている伽藍の四辺を囲う築垣、復元されている金堂と七重塔の基壇など僧寺跡を見学した。同所は上野国のほゞ中央に位置し、国府跡(推定)にも近く、北西に榛名山、北東に赤城山、西に浅間山を望む景勝地であり、南に染谷川、北に牛池川が流れるなど、水にも恵まれている場所である。これまでの諸国国分寺めぐりを通じて、それぞれの国分寺の違いや共通点、聖武天皇の詔に言う好処のイメージがおぼろげながら浮かび上がってきたように思える。

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