多摩蘭坂(たまらん坂)

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2011年05月08日 00:13

この2日は「ロックの神様」忌野清志郎さんの3回忌、多摩蘭坂下は彼を偲び各地から訪れたファンで賑わっていた。彼が一時このあたりに住んでいたこと、そしてヒット曲『多摩蘭坂』のモデルとなったことなどでファンにとっては一種の聖地になっている。
ところでこの多摩蘭坂は国分寺~国立間の多喜窪通り(都道145号線)の崖線の切通し、国分寺市と国立市の境目付近にある。歴史的には大正14年(1925年)9月、東京商大(現一ツ橋大学)の国立移転が認可されたのを受けて同年急遽敷設された道路だ。敷設当時は「5間道路」と呼ばれ、かまぼこ型の道路だった。もちろん舗装はされておらず、雨でも降れば、荷車など難渋したことだろう。そんなわけで、当初国分寺から国立まで徒歩通学(国立まで電化されたのが昭和3年5月)の学生たちが、この坂で”たまらん、たまらん”と云ったのが「多摩蘭坂」の由来との説がある。

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