恋ヶ窪公民館の環境問題講座も今日が第7回、講師は都市農村問題研究所の渡辺善次郎さん。文明論的な立場から、「農のあるまち」に向けての幅広い情報」が。概要は次のとおり、1)20世紀は都市化の時代であるが、日本は先進的な都市化社会である。つまり江戸開府(1603年)に伴い約260の大名が配置されたが、これらの大名が、それぞれ計画的に城下町を作った。(都市計画)これは世界でもっとも先進的な都市化社会の出現といえる。2)一方、都市化の中で環境問題を引き起こしたのは大量生産社会(大量消費、大量廃棄)発展である。3)また、環境問題は端的に言えばごみ問題である。4)そうして、ごみがなかった、見事な物質循環システムを構築していたのが江戸である。5)明治になって、やってきた外国人は一様に「日本の豊かで美しい都市と農村」に驚きの声をあげた。6)今こそ、持続型社会、循環型社会を目指して「農のあるまち」「農公園都市」(博物館的な農業公園ではなく、まち全体を農あるまちにする)構想を進めたい云々。以上