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国分寺薬師堂 開帳

 昨日、10月10日は、年に1度の薬師堂の開帳、ご本尊の国の重要文化財にも指定されている木造の薬師如来坐像(正面の厨子内に安置されている)が一般開帳の日。秋の一日、好天にも恵まれ多くの信者、参拝者で賑わいを見せた。
 薬師堂は現国分寺(真言宗豊山派)の境内(西方)にある堂宇で、市指定の有形文化財。階段を上がり、仁王門(市指定重宝)をくぐる右手に鐘楼、正面に落ち着いたたたずまいを見せる。現在の薬師堂は江戸の宝暦年間(1751年~1763年)に再建されたもの。堂内正面には「金光明四天王護国之寺」の掲額がある。ここに至る由来としては、1333年、新田義貞軍が幕府軍との緒戦に敗れ、敗走する際の焼討ちによって、武蔵国分寺が灰燼に帰した後、建武の功臣となった新田義貞が黄金300枚を寄進、それによって1335年(建武2年)武蔵国分寺の金堂跡付近に建立されたと伝えられている。
 なお、薬師堂建立のベースは奈良時代に遡る「お薬師さま」に対する根強い信仰だったと思われる。ちなみに、真姿の池、玉造小町の伝承も薬師信仰に関わるもの。 

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    Posted by water. at 2011年10月11日23:01

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